チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

今年の3割。

何一つ生産的なことをしていないのに、何故にかくのごとく時間は速やかに過ぎ去ってしまうのだろう。

最近は生活リズムが不規則になってしまって再び昼夜逆転しつつある。なんとかこの流れを元に

戻さないとなぁ。また眠剤の助けを借りよう。もうすぐGWが来るが一般的な社会人なら来るべき休暇に

胸踊りだす頃だろうか。僕も社会人ヅラして真昼間からどこか安らげる場所に繰り出したいものだ。

そこが永遠の眠りに就ける場所なら尚の事良い。そんなことよりミサイルはどうなったんだ?地震が

頻発しているのも気になるな。そして先日のボストンのテロ、日本も対岸の火事ではないわな。

 

昨日はベン・アフレック監督・主演作「アルゴ」を鑑賞。言わずもがなのアカデミー作品賞受賞作で

大変見応えがあった。とりわけ色褪せた感じの画面作りには、時空を超えて歴史を目の当たりに

している、そんな思いがした。僕が生まれて間もない頃にこんな常識外れの救出計画が秘密裏に

策定され、見事成功を収めていたとは恐れ入る。この計画を題材として選んだことは、歴史に光を

当てるという大きな役割を果たしたんじゃないかな。特に僕の様な史実に疎い人間には、この作品の

抱くテーマの背景について考えるきっかけとなった。もちろん娯楽作品としての要素も含んでおり、

航空機の予約が既のタイミングで間に合ったり、革命防衛隊から命からがら逃げ果せたり、と脚色が

どこまで入っているのかは知る由もないが、結末が分かっていても楽しめると思う。本日はもう一作

「イエローケーキ クリーンなエネルギーという嘘」を鑑賞。イエローケーキとはウラン精鉱を表す

言葉らしい。この作品はそのウランがどのような経緯で産出されるのか、ウラン鉱の現場、そこで

働く労働者、開発企業の担当者等を取材したドキュメンタリー作品。チェルノブイリフクシマ

いう大きな災禍を経験したために、原発そのものへの問題提起は国民レベルでもなされるように

なったが、それではその原発を動かす源となるウランは、どこで、誰が、どのようにして造り出して

いるのか?ドイツ、カナダ、ナミビアの大規模鉱原の映像と共に伝えている。役割を終えたウラン

鉱原で、延々と事後処理だけなされるその様子を観て虚しさだけが募った。莫大な費用と長い年月が

かかるのは廃炉作業だけではないのだな。