チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

老いてなおナルシスト。

今朝もまた昼過ぎまで寝てしまった。布団ミノムシ状態だといくらでも眠れてしまう。そして吐き気がするほど自己嫌悪に苛まれる。ロール状に包まった布団の先から、おっさんの坊主アタマだけちょこっと出ているサマはシュールというか、ホラーというか。仮にこのまま永眠してしまい、数ヶ月後にミイラ化した無縁仏として発見などされたら・・・考えるだけで空怖ろしい。ところで一昨晩坊主にしたばかりのアタマだが、どうにもまだ慣れなくて、何の気なしに鏡の中の自分を見つめてみたり、手でワシワシと捏ね繰り回してみたり、ここぞとばかりにナルシズムぶりを発揮。コンプまみれだとナルシストになるのは否めないよなぁ。歳を重ねるにつれ外見に気を遣わなくなる~などとよく聞くが、そういうのってある程度充足された暮らしを送っていればこそだよね。社会とは隔絶された底辺暮らしで、あまつさえ女性に縁もゆかりもないおっさんは、老いてなおナルシストかもしらん。世間様からすればズレまくりのイタいおっさんになっていくのかな。いや、もう既に十分イタいか。人間様とのコミュニケーションを経ってン年、このSNEPな状況から離脱しておっさんも早く人間になりたい。

昨日はニール・ジョーダン監督作「ブレイブワン」を鑑賞。暴漢に襲われ恋人を失い、自らも心と体に深い傷を負ってしまった女性の復讐劇を描くクライム・サスペンス。舞台はニューヨーク、表向きは綺羅びやかで洗練された都市だが、メインストリートを外れるとそこかしこに危険が潜んでるってことなのかねぇ。地下鉄にしても「ヘイ、メーン!」みたいな輩ばかりではないと思いたいがどうなんだろう。まぁこんな社会だからこそ、未だにメリケンでは銃の所持に肯定的な市民が多いのだろうが。ジョディ・フォスター演じるエリカは、復讐心から人生で初めて銃を手にすることになるのだが、買い求めた先が警察署の目の前の銃取扱店で、やっぱすげぇなこの国って思っちゃったワケで。何一つ訓練や手解きを受けぬまま、制裁者気取りの様なことを始めてしまうのが痛々しくも哀しい。ある意味、私刑を肯定的に捉える様な内容だけに賛否があるのだろうな。