チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

さるわくにわくわく。

月曜から多少風邪っぽいかなっていう体調を、敢えてなかったコトにして、昨日は「猿の惑星: 新世紀」"Dawn of the Planet of the Apes"を鑑賞してきた。前々から予定してあったコトなので、おいそれと変更したくなかっただけなのだが。

今回はポイントが貯まっていたので無料での鑑賞。前作「猿の惑星: 創世記」が、リブート1作目としてよく出来た作品だったし、更に続編の今作はお気に入りの「クローバー・フィールド」や「モールス」でお馴染み、マット・リーヴス監督がメガホンを取るとだけあって、俄然期待していたのだった。まさに猿惑にワクワク。個人的には、久しぶりにIMAX以外の2D作品の鑑賞。3Dはなぜか吹替版のみだったので、映画はオリジナル字幕でしか観ない僕としては、2D字幕版一択だったのである。劇場で3Dメガネをかけないで映画を観たのは何年ぶりかしら。最後に2Dで観た映画は「ソーシャルネットワーク」か「アンストッパブル」だった気がする。

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まぁそんなコトはどうでも良くて、猿惑の新作である。前作でシーザー率いるエイプの集団が、人間の軛から逃れ、独立を開始してから10年後という設定。彼らは山奥に大規模集落を築くまでに、その規模を拡大していた。一方、人類は猿インフルエンザのパンデミックに見舞われた後、その大半が死に絶えてしまい、免疫があって難を逃れた僅かな生き残りだけで、廃れた都市部に小さなコミュニティを維持していたと。ワケあって人類側がエイプ達のシマに立ち入り、エイプ達が激おこ。すわ戦争かという緊迫した状況の中、エイプ側、人類側双方に、穏健派と急進派がおり、穏健派同士で互いに衝突に至らぬ様に、事態を丸く収めようと奮闘する。しかしその甲斐虚しく、なんだかんだあった後、種の存亡を賭けた戦争へと発展してしまうワケですな。結局、人間が作った銃火器マンセーなハナシなのであります。

とにかく前作をはるかに凌ぐスケール感に圧倒される、って大作映画観る毎にそんなコト言ってる僕だが、ホントにそうなんだもの。エイプ達がわらわら登場してはスクリーン狭しと動く動く。人間よりエイプ達が映っている時間の方が長く、家族愛や友情、コミュニティにおける関係性などが濃密に描かれる。エイプ達は時に手話、時にたどたどしい英語で、互いにコミュニケーションを図り、表情もとても豊か。それでも、感情が昂るとキーキーキャッキャッ鳴き喚く本来のエイプらしさが顕れる。もっともキーキーキャッキャッうるさいのはチンパンジーだけなのだが。オランウータンやゴリラは圧倒的に数が少ないよなぁ。この辺、種族間で知能の差が如実に反映されているのかしら。そういえば英語を話せるのもチンパンジーだけだった気がする。僕はオランウータンが好きだから、オランウータンがわらわら登場する猿惑が観てみたいのだが。いやぁしかしクドイ様だが、ホントにワクワクする傑作であった。

さて、怪優ゲイリー・オールドマンの本作での運命や如何に!(笑)


ちと気が早いが、既に続編の製作が決定しており、今作同様マット・リーヴスが監督を務めるらしい。公開は2年後とのことで待ち遠しい。2年後とかリアルで生存していられるかどうか不明だよなぁ・・・

 

秋冬も面白そうな作品続々。個人的には能年玲奈主演の「海月姫」が気になるところ。残りの人生全て、映画観るのに捧げるよ。

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