軽くシモのハナシだが、おマタの部分に突然大きなデキモノができて困った。デキモノができるという表現はモヤモヤする。しかし腫れモノだと少しニュアンスが違う気がする。正確には粉瘤というモノかも知れない。毛穴に悪い菌でも感染したのかしら。とにかくコイツが突発的に生じ、ふと違和感を覚えて気付いた時には直径１．５センチ程だった。今にも破裂しそうな程に、内容物がパンパンだったので、コレは潰したらコトだぞと思い、自然に引いていくまでは慎重に扱おうと思っていた矢先に・・・潰れた。グロテスク。下着がヨゴレなかったのは幸いだった。丁度、寝る直前で対処に困るも、場所が場所だけに絆創膏なども貼れず、ティッシュを丸めて宛てがっておいた。が、今朝になってもまだ血が止まっていない。昼間、外出する用事があるのに、引き続きティッシュでガードしておかなければならないと思うと鬱である。
鬱であると言えば、土曜日のドラマぬ～べ～を見るのを忘れた。何話だったのか覚えていないが、僕は１話でも見逃すと、その時点で続きを見る気が失せてしまうから、ぬ～べ～からは早々に離脱する。今クール唯一見ているドラマだったが、是が非でも見たいというワケでは無いし、元KARAの子がレギュラー出演するというから興味を持っただけで、見逃した事自体は実はさほど悲しくはない。鬱なのは、見逃した事実を一昼夜経っても気づかなかった事である。リマインダを付ける程でもなかったし、その程度と言えばそれまでだが、ド忘れとは異なる記憶力の減退を感じる。
最近、ヒトの名前を失念してしまう事が多々あり、その都度凹む。ヒトと言っても芸能人とかその類だが、顔を見ても名前が口をついて出てこない。リアルで会話する機会がほぼゼロだから、アタマの機能が相当に劣化し、鈍っているのだと思う。人間と関わらないと日に日に人間らしさを失っていく様で、鬱である。
映画鑑賞記
廣木隆一監督作「ソドムの林檎～ロトを殺した娘たち 前篇」（WOWOW「連続ドラマW」: 2013）
巨額結婚詐欺及び連続殺人事件の罪に問われる女と、彼女の取材にのめり込んでいく雑誌編集者の女。２人の女の関係とそれぞれが抱える心の闇を、対照的に描いたサスペンス作品。前篇には１，２話収録。
宮村恵（寺島しのぶ）は小さな離島で敬虔なクリスチャンの両親の元に育った。ある出来事がきっかけで宮村は島を出て、上京する。いつからか彼女はネットの婚活サイトで、女と縁遠い男達と出会っては交際し、金品を貢がせる様になった。そうして男達から巻き上げたカネで、定職に就かずとも、高級マンションや家具、ファッションに囲まれた生活を送ってきたのであった。一方、設楽万里（木村文乃）は著名な作家を父に持ち、その関係で自身も雑誌編集者となったが、心に問題を抱え、過食嘔吐に苛まれていた。万里はゲーム開発会社社長の三輪と交際していたが、ある時、結婚を迫られるも激しく拒絶してしまう。三輪はその後、程なくして遺体で発見される。自殺と判断され、万里は責任を感じるが、三輪の突然の死を不審に思い調べてみると、三輪は婚活サイトで宮村と出会った直後に死んでいた。時を同じくして、恵が複数の結婚詐欺及び殺害容疑で逮捕され、三輪もまた犠牲者の一人であることが明らかになる。万里は取材を進める内に、恵の裁判に深く関わっていく。
婚活サイトで複数の男達と交際し、結婚詐欺を働き、巨額のカネを騙しとった上に、自殺に偽装して殺害を繰り返した女・木嶋佳苗。俗に「婚活連続殺人」と称される事件をモチーフにしたサスペンス作品。その木嶋佳苗を再現したとされるのが宮村恵で、当該事件関連の本なんかを読んでいると、もちろんディテールは異なれども、その人物描写はかなり肉迫している様に思われる。本作は、その異質さ故に耳目を集めた連続殺人事件を、単になぞる物ではなくて、そこにもう一人の女・設楽真里を登場させ、物語を重層的にしている。どちらかというと万里の方が主人公という感じかな。編集者の万里が恵に関する記事を連載するに当たり、裁判を傍聴したり被害者へ取材を重ねたりしていくのだけど、そうしている内に万里自身が抱える心の闇も徐々に明らかにされていく、というハナシらしい。恵がクリスチャンの親元で育ったという部分は創作だろうけど、タイトルにあるソドムやロトの描写はまだ出てこない。後半はどの様な展開が待っているのか分からないけど、これまでのところ、なかなか惹き込まれる作風になっていると思う。続きはまた気が向いた時に。
