チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

敗北。

昨日から一昼夜、台風さながらの暴風が吹き荒れていて、とても今が冬だとは思えなかった。尋常じゃない頭痛で、横になっても断続的にしか眠れず、風でアパートが軋む音を聞きながら、のたうち回って、少しでも楽になるのを待っていたのだが、夜が明けても一向に快方の兆しが見えないので、根負けして内科に行く事に決めた。風邪程度で医者の世話にはなりたくなかったが、ひょっとしたらインフルエンザかも知れないし、何より一刻も早く楽になりたかった。思い出す限り、もう15年以上、風邪で内科に行った事など無かったのに、完全に敗北だ。悔しい。今日は通院日だったので、そちらの予約を変更してもらう必要があったのだが、喋ると吐き気を催すのでギリギリになるまで電話できなかった。3日ぶりにシャワーを浴びて、身奇麗にすると、いざ出発。

最寄りの内科まで500メートル程で、普段ならどうということの無い距離だが、病んでいる身で歩くのはとても辛かった。患者で溢れかえっていたらどうしようと考えていたところ、それは全くの杞憂で、その時間は僕一人だけだったから、すんなり診てもらうことができたのは良かった。自室には体温計が無いので、その場で測ってみたら、37.2度でちょっと恥ずかしかった。こんなにしんどいのに、こんなものかと。僕は痛みの類にはめっぽう弱い方だが、さすがにもう少し高熱だと思っていたので拍子抜けした。幸い、インフルエンザは陰性だったので、1時間程、点滴を受け、薬を処方してもらい、食料を調達して帰宅。明日にはもう少し楽になっていて欲しいものだ。しかし、体温計も買っておかないとな。