チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

それぞれの空に

ニール・バーガー監督作「それぞれの空に」("The Lucky Ones" : 2008)[DVD]

帰国した米国陸軍所属の3人の男女が、共に車で大陸を横断し帰郷するまでの珍道中を描くロード・ムービー作品。

イラクに派兵されている陸軍軍曹のT.K.(マイケル・ペーニャ)は、戦地を車で移動中に敵の襲撃に遭い、陰部を負傷してしまう。T.K.は退院した後も後遺症で勃たなくなってしまい、このままでは婚約者に愛想を尽かされるのではないかと不安に陥る。30日間の一時帰国をする事になったT.K.は、米国行きの機内で、同じく陸軍で30日の帰国をする兵卒コーリー(レイチェル・マクアダムス)と、予備役で退役帰国するチーヴァー(ティム・ロビンス)と出会う。JFK空港に到着すると、T.K.とコーリーはLA行き、チーヴァーはセントルイス行きの飛行機に乗り換える予定だった。ところが折り悪く、ニューヨークは電力不足で大停電に見舞われており、JFK空港の離発着便は全てキャンセルとなり、空港内は騒然としていた。やむを得ず、チーヴァーはレンタルカーで帰郷する事にし、T.K.とコーリーはその車に割り勘でセントルイスの空港まで相乗りする事になった。

チーヴァーはセントルイスの自宅に帰り、妻子と久しぶりの再会を果たす予定だった。T.K.がLAに向かう目的は、そこに性的不能を改善する性サービスがある為で、勃つ様になってから何事も無かった様に妻と再会したかったのだった。一方、コーリーは戦地で自分を庇い死んだランディが遺したギターを携え、彼の家族の元へ向かうつもりだった。車での長旅が始まるやいなや、ランディに関する事でコーリーとT.K.で口論となり、見かねたチーヴァーが止めに入るも、道路上で立ち往生してしまい、雲行きが怪しくなる。しかし、共に陸軍の同士という事で、価値観を共有する部分も多く、次第に3人は打ち解けていく。

セントルイスに到着すると、チーヴァーは妻と再会するのだが、妻からは離婚したいと告げられてしまう。シングルライフに慣れてしまったという、それだけの理由だった。一方、息子からは名門スタンフォード大学の入試に合格したと報告され、チーヴァーが喜んだのも束の間、学費があと2万ドル足りないと打ち明けられる。離婚している場合ではないと妻の翻意を促すも、妻は聞く耳を持たず、金はなんとかすると言い残して、チーヴァーは自宅を飛び出すのだった。T.K.とコーリーは、思いつめたチーヴァーが自殺でもするのではないかと心配になり、飛行機に乗るのを取り止め、チーヴァーと共に彼の兄夫婦が住むソルトレイクシティに寄り、その後、LAに向かう事にした。

ランディからギターがビンテージであると聞いていたコーリーは、実際にどの程度の価値があるものなのか、試しにデンバーの楽器店で調べてみると、およそ2万ドル相当である事が判明する。T.K.はコーリーにギターをチーヴァーに譲る様に提案するが、コーリーはそれを躊躇い、チーヴァーもまた謝絶する。申し訳無さで落ち込むコーリーの希望を叶えようと、3人はロッキー山脈沿いで休憩する事になる。T.K.とコーリーが車で買い物に出かけると、竜巻に襲われ、2人は命からがらストームシェルターに逃げ込む。抱き合って竜巻が過ぎ去るのを待っている間に、T.K.は立派に勃つ様になり、コーリーもT.K.と共にそれを喜ぶ。チーヴァーがT.K.に人生を見つめなおし、本当の幸せを考えるべき、すなわち陸軍を辞めるのもひとつの選択だと諭すと、T.K.はその事を考え始める。

LAに到着すると、コーリーはランディ家を訪れ、両親の歓待を受ける。ところが、ランディからは聞かされていなかった妻子がいた事が分かる。両親からは同情されるが、コーリーはギターを譲り受け、その場を後にする。一方、T.K.はやってもいない罪で服役し、軍役から逃れようと画策するも、警察に嘘を見ぬかれてしまい、計画は失敗する。3人が再会すると、コーリーはギターをチーヴァーに譲ろうとするが、チーヴァーは再び軍に戻る事にしたと明かす。入隊すると2万ドルの祝い金が支給されるのであった。30日の休暇後、3人は基地で再会を果たし、それぞれ別の戦地に向かうのだった。

それぞれ個性の異なる3人の軍人が、帰郷に際し共にレンタカーで大陸横断するというハナシで、全体的にまったりしながらも、要所要所に米国ならではの国柄がシニカルに表現されている。そして終盤に向かうに連れ、3人は親交を深めながらも、徐々に哀愁漂う展開に。ペーニャとマクアダムスの、「ひょっとして勃ったの?」っていうほのぼのとしたエロシーンは笑った。

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