チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

中年のおっさんがスーパーで興じる他人の赤ちゃんとの変顔コミュニケーション大公開。

火曜日は決まって買い出しに行く事にしているので、昨日も離れのスーパーまで徒歩で行ってきた。雲一つない快晴で、程々に涼しい道のりを闊歩するのはとても気持ちよかった。これはいつだったか書いた様にも記憶しているが、僕がスーパーに行く時間帯には赤ちゃんを抱えたママさんが割合多く、僕の様な中年のおっさんはまずいない。赤ちゃんというのは動くモノには大抵興味を示す様で、僕の様なキモメンだろうと別け隔てなく純粋無垢な面持ちで見つめてくる。そんな時、僕はこっそり変顔を見せて赤ちゃんの反応を窺うという、なかなか悪趣味な遊びに興じている。赤ちゃんを抱えるママさんは、赤ちゃんとは反対の方向を向いているワケだから、僕がママさんの後方から赤ちゃんを見つめている限りは気付かれない。とは言っても、露骨にやっているとガチで不審者だから、すれ違いざまに変顔を一瞬見せてオシマイだ。大抵の赤ちゃんは「何やってんだコイツ」的に無反応なのだが、偶にニッコリするから、その時は成功と考え、僕もニッコリ返ししている。その内、変質者として逮捕される日が来るかも知れない。僕は40年近くも生きてきて、赤ちゃんに触れる機会が只の一度も無くここまで来てしまったので、赤ちゃんは今以て神秘的な存在である。この先も赤ちゃんと関わる事などまずありえないし、おそらく僕はタヒぬまで生命の本質を知る事は無いのだろう。ひょっとしたら昔、書いた事と丸かぶりしてるかも知れないが、それだけ成長ゼロって事だからそれはそれで良いんだ、うん。