チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

不毛痴態。

今日は朝からベチャ雪モードで、できれば外出は控えたいところ。遅起きした為に気分は良いが、運動不足が祟って、背骨と膝骨が痛い。昼過ぎに例の身代金支払いの期限がやってくるとかで、不穏な1日である。進むも退くも禍根を残す事態を、僕はただ傍観するしかない。

運動不足と言えば、年始に掲げた目標の1つに自己管理があり、いよいよ体重計を購入しようかと物色しているところ。新年セールでアウターでも購入しようかと予算を確保していたが、時期的にもう着る機会も少ないだろうし、これといって目ぼしいモノが見つからなかったので、その分を他に充当する事ができるようになった。体重計と言ったが、正確には体組成計となっており、最近の売れ筋の機種の多機能ぶりに驚かされた。廉価品でも内臓脂肪や体内年齢まで分かるらしい。会社を辞めてからン年間、自分の体重すら把握していない僕は、まだ購入してもいない体重計に、なんだかwktkしてきた。

あとは、下半身がチンパンジー並に多毛で悩ましいという問題を解決したいので、良さ気な剃毛器具でも購入したいところ。脱いだら凄いとはまさにこの事で、特に脛毛がワッサワッサで抜け毛も酷い。なんだかんだで後回しにして来たこの問題だが、いよいよ決着をつける時が来たようだ。下半身は全部剃毛してツルツルにしてやろうと、僕はいま鼻息が荒い。

 

映画鑑賞記

高畑勲監督作「かぐや姫の物語」(2013)

山里の老夫婦がタケノコから授かった少女の成長を描く、「竹取物語」を原作としたファンタジー・アニメ作品。

とある山里で竹取を生業にして静かに暮らす翁媼がいた。ある日、翁がいつもの様に竹林に出かけると、神々しく光るタケノコが現れ、その中にあたかも人形の様に小さく、高貴な召し物を纏った姫君を発見する。翁はあわてて家に姫君を持ち帰り、媼に経緯を説明すると、小さな姫君は突如として人間の赤子の姿に変わるのだった。翁媼が早速貰い乳に出かようとするや否や、媼に乳が生じ、それを見た翁は赤子が天からの授かりものだと確信する。翁媼は赤子を姫と称し、我が子の様に可愛がり、育てる事を決意するのだった。赤子は目まぐるしく成長し、少女となった姫は、同じく山里で暮らす捨丸達と共に、自由奔放な生活を楽しんでいたのだが、姫にはなぜか山里への言い得も知れぬ郷愁があった。一方、翁は竹林で、かつての姫君を授かった時と同じように、竹の中から大量の金や高級な布を発見する。これらを使う事で、姫に都で高貴な暮らしをさせよとの、天の思し召しだろうと考えた翁は、媼を説得し、山里を離れ、都に建てた大きな屋敷へ、姫と共に移り住むのだった。しかし、姫は都での窮屈な生活に耐えかね、捨丸らと過ごした山里での自由な暮らしを切望する様になる。

往年の名作「竹取物語」をベースに、独特な水彩画の様なタッチでアニメ化したオリジナル作品。かぐや姫の誕生から、都での暮らしを経て、次第にアイデンティティに覚醒し、月へ帰っていくというオーソドックスなプロットも、この色とりどりで優しい絵のタッチのおかげで、とても新鮮味を帯びている。昨今の、リアリスティックで精緻な3Dアニメの類とは真逆を行く、まさに日本アニメのクールさのもう一つの到達点だとは思う。この映像表現を実現する為に、実に50億もの制作費が掛かっているそうで、ハリウッド大作1本くらい作れそうな額だけど、本作のどこにそんなカネがかかっているのか、素人の僕には全く分からない。しかし、通は唸るらしい。高畑勲監督にとっては、ホーホケキョとなりの山田くん以来14年ぶりの作品となるそうで、それだけ本作の製作に時間を費やしたということなんだろう。僕は山田くんを観ていないので、平成狸合戦ぽんぽこ以来の約20年ぶりの高畑作品となる本作を、とても感慨深く鑑賞した。地味ながら良かったのが、屋敷でかぐや姫に仕える侍女?の女の子で、この子が実に良い味を出してて和むんだな。姫に求婚する帝はなまらキモい(笑)。ときに、かぐや姫を演じた朝倉あきは、本作公開後程なくして、芸能界を引退?休業?したそうだけど、どうしちゃったのだろう。とても良い演技をしているのに残念。観終わって気付いたのだけど、地井武男って亡くなってたんだよな・・・。

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