昨日はおよそ1年半ぶりに旭山動物園に行ってきた。氷点下を若干下回る程度の寒さで、やや湿った雪が降り続く中、平日にも関わらず開園前から多くの中国人或いは台湾人の旅行客が押し寄せ、日本人を探すのが大変なくらいの雰囲気だった。ここは相変わらず外国人旅行客にとって一大名所として認識されているのだと実感した。園の職員も一瞥して判別付かない様で、外国人に接する対応がデフォと化していたから、生粋の日本人の僕も中国人よろしく、片言の中国語やら英語やらで話しかけられる始末で苦笑した。
前回訪れた時と見違える程変化した場所は無かったものの、施設の位置関係に慣れてきたから、開園から閉園までの6時間を上手く活用し、園内を二周順繰り巡回する事ができたのは良かった。最も驚かされるのはカバが氷点下の屋外で、雪上を闊歩していたり、まったりと眠っていたりする事で、いったいどんな心境なのだろうと思いを馳せながらしばらく眺めていた。今回初めて見たイボイノシシは、その珍妙なビジュアルが独特の雰囲気を醸し出していて、これまた見応えがあった。何故かゴールデンレトリバーが屋外で飼育されていたのだが、ペットとしてのイメージが強いせいか、冬空の下に留め置かれるのは寒そうだし、ちょっと寂しそうだった。交通費だけで相当掛かってしまうから、もう一巡くらいする時間的余裕があれば良いんだけどなぁ。今年は猿山を改修して猿とイノシシを共存させる施設の工事が控えているそうだから、また来年辺りにでも完成した新施設を観に行こうか。
それにしても、こちらに来てから円山と旭山だけにしか訪れていないから、両施設にいない動物を観たい欲求が募ってきたな。本州の動物園でゾウ、サイ、パンダ、ゴリラなどに会いたい。