チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

空いていた隣の部屋にとうとう入居者が現れて私の愛する静寂が破られてしまう。

昨夜から薄手の掛け布団に移行したのだが、微妙に肌寒くて眠りが浅くなったので、もう少し厚手の掛け布団のままでも良かった。例年はもう少し早く移行していた様に思うが、今年は間もなく七月に入るというのに、まだそこまで暑くはならない。おかげで今のところ、コバエの繁殖にも至っていない様で、割りと快適な状態で初夏を過ごせている。昨日はコインランドリーで洗濯を済ませた後、所用でンヶ月ぶりに役所へ出かけるという、暇人の私にしては忙しい日だった。徒歩で役所まで行くのは難儀ではあるのだが、昨日は普段とは異なるコースを使って、新鮮な景色を味わう事ができたので、満更でも無かった。応対してくれた職員が人当たりの良い女性で、医師以外のニンゲンと会話するのがほぼほぼ皆無に等しい私は嬉しかった。しかし、日頃書き物から遠ざかっているせいで、偶に書類への記入などでペンを握ると、自分の手がどれだけ鈍っているのか思い知らされる。元々字が汚いのに、輪をかけて見苦しいクオリティになるから恥ずかしい。尤もそれ以前に「私」という存在そのものが恥ずかしいのだが・・・・。昼過ぎにアパートに戻ってきたら、隣室の入居作業の真っ最中だった。長らく空き部屋で気兼ねせずに過ごせていたのに、それもこれでおしまいか。何人も出入りしていたので、誰が入居者なのか判然としなかったが、とにかく騒々しくてイライラさせられっぱなしだった。先が思いやられる。